【製品レビュー】「音の王」JUZEAR × Z Reviews Defiant 鳴神 IEM ゲーミングイヤホン

【製品レビュー】JUZEAR × Z Reviews Defiant 鳴神 IEM ゲーミングイヤホン

FPSゲーマーの皆さん、「足音」や「銃声」、しっかり聴き取れていますか?
今回ご紹介する「JUZEAR × Z Reviews Defiant 鳴神」は、比較的安価な価格ながら、FPS用途にもピッタリな定位感とディテール表現を誇るIEM(インイヤーモニター)です。
著名なオーディオレビュワー「Z Reviews」との共同開発により、ゲーミングにもHIFIサウンドにも通用するチューニングが施されています。ゲーム用途のみならず、オーディオ界隈でも評価されているその実力をレビューしていきます。

スペックまとめ

ドライバー構成 ダイナミックドライバー×1、BAドライバー×3(1DD+3BAのハイブリッド)
インピーダンス 32Ω
感度 109dB
周波数応答 20Hz〜20kHz
プラグ 3.5mm/4.4mm Q-Lock Mini交換式
ケーブル 6N SPOCC SCCWハイブリッド、0.78mm 2pin接続
筐体 3Dプリント樹脂シェル+アルミ合金フェイスプレート(グリーン/レインボー)
付属品 フォームタイプイヤーピース、シリコンイヤーピース、フェイクレザーケース、クリーナー、音の王アクスタ

開封画像

1. FPS用途に最適なチューニング

「鳴神」の音質傾向は緩やかなU字型。中音域がしっかり前に出るため、音楽におけるボーカルだけでなくゲーム中の銃声や足音の定位感・分離感が優秀です。
特にFPSでは左右の敵の足音位置が非常にわかりやすく、「遮蔽物の後ろか、開けた場所か」の空間情報まで拾えます。音の差異を逃さず反応できるため、Apex Legends(※音バグさえなければ)やValorantといった競技系FPSで真価を発揮してくれます。

2. 低音〜高音までクリアな再現力

1DD+3BA構成により、バスドラムのキック感銃声の「抜け」が両立。
一般的な安価IEMで起こりがちな「低音過多でモヤっとする」「高音が刺さる」現象が抑えられており、長時間プレイでも疲れにくい音作りです。ほどよい温かみがあり、聴き続けても苦痛にならないためゲーマーに最適と言えるでしょう。

3. 装着感とノイズコントロール

3Dプリント筐体+人間工学形状により、耳へのフィット感は非常に良好。圧迫感が少なく、長時間快適な装着感が得られるため、セッションあたりのプレイ時間が長くても困りません。
また、独自の空気圧調整ベントによりドライバーフレックスも皆無。歩行時やヘッドムーブ時のマイクロフォニックノイズが軽減されており、プレイ中の集中力を妨げません。

4. 3.5mm/4.4mm切替式で柔軟対応

FPS用にはPC直挿し3.5mmでの利用が一般的ですが、音楽試聴やUSB DAC併用時には4.4mmバランス接続が可能。1万円台でプラグ交換式を採用しているのは非常に珍しく、機材好きにも嬉しい仕様です。

5. 細部の高品位な仕上がり

  • ビルドクオリティはCNC加工アルミ+貝殻調フェイスプレートで高級感あり。
  • ケーブルは太めかつ柔軟性があり取り回しが良好。
  • フォームチップが付属し、遮音性・定位感がさらに向上。
  • ケースもフェイクレザー製で所有欲を満たす作り。

メリット

  1. FPSに最適な足音・銃声の定位と分離が秀逸。
  2. 低音〜高音までバランスの取れた音質で長時間プレイも快適。
  3. 3.5mm/4.4mmプラグ交換式でPC〜DAPまで柔軟に対応
  4. 装着感が軽快+ノイズが少ない。
  5. 1万円台とは思えないビルド&付属品の豪華さ。
音の王まで付属する

デメリット

  1. 開封直後は若干音が安定しない
    →メーカー推奨のエージング(約100時間)を行うとクリアなサウンドに化ける傾向。育てる感覚も楽しい。
  2. レインボーはやや派手すぎるデザイン。
    グリーンは落ち着いた印象で万人向け。
  3. 音は「HIFI寄り」で低音重視派にはややライトに感じる場合も。
    →定位重視のFPSにはちょうど良いチューニング
  4. 有線専用なので完全ワイヤレスの手軽さはない。
    ゲーミング用途では遅延ゼロの有線が圧倒的優位。
色はレインボー/グリーンの2種類

まとめ ― FPSゲーマーにもおすすめの高コスパIEM

「JUZEAR × Z Reviews Defiant 鳴神」は、1万円台前半の価格帯とは思えないほど、定位感・分離感に優れたサウンド快適な装着感を備えたイヤホンです。
Apex Legends、Valorant、OW2など競技FPSで特に威力を発揮し、さらに音楽用途でも繊細なディテールを楽しめます。
有線IEMのステップアップ先を探しているゲーマーにとっては、ぜひ「コスパ異次元」と評されたこの1本をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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