
UbisoftがApex Legends風の新作バトロワ「コードネーム:Scout」を開発中と報道
Insider Gamingの報道によると、UbisoftはRespawn Entertainmentの『Apex Legends』に強くインスパイアされた新作バトルロイヤルゲーム「Scout(スカウト)」を開発していると伝えられています。
プロジェクトは少なくとも数年間進行しており、登場キャラクターやゲームシステムは「Apex Legendsと非常によく似ている」と言及されています。
Scoutの特徴
現段階で明らかになっている主なポイントは以下のとおりです。
- コードネームは「Scout」。
- 開発期間は少なくとも2年以上。
- パスファインダー・レイス・ライフラインの“亜種”をはじめとしたヒーローが登場予定。
- 開発チームのサムネイルにApex Legendsの画像が使われていたほど、デザインは酷似。
- 目的は「Apex Legendsのユーザー減少をチャンスに、市場に入り込むこと」だと社内関係者が証言。
Ubisoftのバトロワ挑戦の歴史
Ubisoftは2020年に『Hyperscape』をリリースしましたが、わずか18か月でサービス終了しました。
それ以降も十数本のバトロワ系プロジェクトが企画段階で中止されたと報じられています。
それでも今回、再びヒーロー系バトロワ市場への再挑戦を決めた背景には、「Apex Legendsのプレイヤー減少による隙間を狙う」という経営判断があるようです。

業界の動向と課題
Ubisoft社内の調査チームは「バトロワの次は何か」というテーマで市場動向を分析しており、大手各社のプレイヤー離れを引き合いに懸念を示していました。
一方、EAのアンドリュー・ウィルソンCEOは「Apex Legendsは財務的に十分な成果を上げていない。今後“Apex Legends 2.0”と呼ばれる大型アップデートを予定している」とコメントしています。
こうした状況下でScoutがどこまで差別化できるのかが最大の注目点です。

株価と経営不安
Ubisoftは今月、株価が12年ぶりの安値を記録しました。
Tencentとの合弁子会社設立発表も相まって、プレイヤー・開発者・投資家の間では今後の経営方針に対する不安が広がっています。
Scoutの成否は、Ubisoftの将来を占う重要な試金石となりそうです。

まとめ
・UbisoftはApex Legendsに酷似したヒーローバトロワ「Scout」を開発中。
・Apexのユーザー離れを好機ととらえ、市場参入を狙う。
・過去のバトロワ撤退・株価低迷など課題は山積み。
最新情報が入り次第、続報をお届けします。Apexファンの方はもちろん、Ubisoftの次の一手が気になる方はぜひ注目してください。
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