ゲームプレイは3時間が限界?身体的負担の新常識
ゲームが楽しいのは分かる。だけど、気づいたら朝になってたなんて経験、あるよね?さて、今回の研究結果によると、ゲームプレイの「3時間ルール」があなたの健康を守る重要な指針になるかもしれない。
「3時間の壁」:身体に訪れる変化
豪クイーンズランド大学の研究によれば、1回あたりのゲームプレイが3時間を超えると、肩こりや腰痛、眼精疲労といった身体の不調が出やすくなることが分かった。
この研究には、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアから955人のゲーマーが参加。参加者の年齢層は18歳から94歳までと広く、男女比はほぼ均等だった。
研究では、以下の点が特に注目された:
- 1回3時間以上のプレイを週1回以上行う人は27.5%
- 毎日3時間以上プレイする人は16.2%
- 身体の痛みを経験する人は全体の50%以上
これらのデータは、ゲームプレイの時間と健康問題が直接関連していることを示している。
ゲーム障害がリスクを高める
ゲーム障害、つまりゲーム依存症の問題も、この研究で浮き彫りになった要素だ。参加者の17.9%が「ゲーム障害」に該当する行動パターンを示していた。
具体的には:
- 夜更かししてしまい生活リズムが崩れる
- ゲーム中心の生活になり、他の趣味や活動に興味を持たなくなる
- 課金額の増加やプレイ時間について嘘をつく
こうした行動は、身体の痛みや疲労だけでなく、心理的なストレスも引き起こす要因になる。
興味深いポイント:「3時間」を超えても悪化しない
研究チームがさらに掘り下げたところ、ゲームプレイが3時間を超えると身体的な不調が増えるものの、6時間以上になるからといって症状が顕著に悪化するわけではないことも分かった。
つまり、3時間が「身体的負担が増加するライン」と言える。ここを超えると、無理が積み重なる可能性がある。
デスクワークにも応用できる知見
今回の研究結果は、ゲームだけでなく長時間同じ姿勢を取るデスクワークにも当てはまる可能性がある。肩こりや腰痛が気になる人は、作業を1〜2時間ごとに区切り、適度に体を動かすことで健康を保てるかもしれない。
特に在宅ワークやオンラインゲームが普及する中で、「3時間ルール」を活用するのは有効な選択肢だ。
まとめ:健康第一でゲームライフを楽しもう
今回の研究は、「ゲームをどれだけ楽しめるかは、どれだけ健康でいられるかにかかっている」ことを示している。好きなゲームに没頭するのは素晴らしいけど、体が資本であることを忘れずに!
次回、ゲームを始めるときは「3時間を目安にちょっと休憩」を意識してみてほしい。そうすることで、ゲームも健康も両立できる理想的なライフスタイルが実現するはずだ。
「もう手遅れだ。3時間と6時間で負担が大きく変わらないなら12時間連続でプレイしてしまえ。」本記事を書き上げてそんな発想に至った筆者はもう手遅れなのかもしれない。