
『XDefiant』の正式サービス終了とともに業界歴20年の名物プロデューサーが引退を表明
2024年5月に華々しいローンチを飾ったUbisoftのアーケード系FPS『XDefiant』が、発売から1年足らずでサービス終了となりました。プレイヤー人口の急減を受け、Ubisoftはサーバーを完全に停止し、開発チームの解散や配置転換を決定しました。
Mark Rubin氏が引退を発表
『XDefiant』のエグゼクティブプロデューサーであり、約20年にわたり業界の第一線で活躍してきたMark Rubin氏は、サービス終了に合わせてゲーム業界からの引退を表明しました。SNSの長文ポストでチームへの感謝を述べたうえで、今後は家族と過ごす時間を優先すると説明しています。
Rubin氏のコメント要旨
- 「これからは家族と過ごす時間を大切にするため、次のゲーム制作に携わる予定はない」
- 「シューターゲームを心から愛しており、プレイヤーを尊重する作品が今後も生まれることを願う」
- 「チームは困難な状況下でも素晴らしいマップと楽しいゲームプレイを実現した」
- 「短期間ながら他タイトルに影響を与えた手応えはあった」
- 「長期運営を維持できず申し訳ない」
It’s a sad day for fans of XDefiant and for all of the passionate devs that worked so hard on this game. I want to thank everyone who played it and everyone who promoted it whether you were a big content creator or just a fan. Every voice mattered.
In fact, I would say something…— Mark Rubin (@PixelsofMark) June 4, 2025
『XDefiant』の歩みと終幕
『XDefiant』は色彩豊かなマップデザインとスピーディーなゲーム性で注目を集めたものの、長期的なユーザー定着には至りませんでした。2024年9月時点でRubin氏は「XDefiantは死んでいない」とプレイヤーに向けて声明を発していましたが、その後の人口減少を食い止めるには至らず、最終的にUbisoftは永久的なサーバー停止を決断しました。
まとめ
・『XDefiant』は発売から1年未満でサービス終了。
・エグゼクティブプロデューサーのMark Rubin氏が業界引退を表明。
・Rubin氏はチームとコミュニティへ感謝を述べつつ「プレイヤーを尊重するゲーム」の繁栄を願う。