『ALGS』APEXの年間王者を決める世界大会チャンピオンシップが3年連続で日本・札幌開催へ

『ALGS』世界大会チャンピオンシップが3年連続で日本・札幌開催へ

Respawn Entertainmentが展開する『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』のeスポーツ大会「ALGS(Apex Legends Global Series)」。その年間王者を決める最大規模の世界大会「ALGSチャンピオンシップ」が、2025年以降、3年連続で日本・札幌で開催される見込みだ。

札幌ドームが3年連続で世界の舞台に

2025年の「ALGSチャンピオンシップ」は、北海道札幌市の大和ハウス プレミストドーム(旧札幌ドーム)にて開催済み。

さらに、2026年および2027年も同じ会場での開催が内定していると、北海道新聞が報じた。
これが実現すれば、3年連続で札幌が世界大会の舞台となる前例のない快挙となる。

「チャンピオンシップ」はALGS最大のイベント

ALGSは、年間を通じて世界各地のチームが戦うエーペックスの公式eスポーツシリーズ。
その頂点に位置するのが、年に一度だけ行われる「ALGSチャンピオンシップ」だ。

この大会には、各地域で選出されたトップチームが集結し、その年の世界王者を決める。

言わば、ALGSの「集大成」とも言える位置づけの大会であり、世界中の注目を集めるeスポーツイベントとなっている。

2024年大会は34,000人超が来場、GoNextが優勝

2024年1月から2月にかけて開催された初の札幌チャンピオンシップでは、GoNextが世界王者の座を獲得
賞金約1億円を手にした。

会期中の来場者数は34,000人超を記録し、日本でのeスポーツイベントとしては異例の成功を収めた。

当時TSM(現100T) Verhulst選手:
「日本でもっと多くのオフライン大会が開催できればいいな」

Virtus.pro Zachmazer選手:
「ALGSは来年も日本で開催されるべきだ。あの観客はすごかった。」

このように、海外プロからも札幌大会を称賛する声が続出し、再開催を望む声が高まっていた。

視聴者数は前年より減少──課題は「時差」

一方で、札幌大会には課題もあった。

Esports Chartsによると、大会最終日の配信最大同時視聴者数は540,364人、平均視聴者数は175,742人。
これらの数字は非常に大きいが、2023年大会と比べると約20%の減少だった。

その要因として多く指摘されたのが、「時差」の影響
ALGSのメイン視聴層である北米では、日本開催の時間帯が深夜から早朝にかけてしまうため、視聴が難しいという声が多く寄せられていた。

「札幌開催」の価値をどう伝えるかが鍵に

とはいえ、時差の問題は物理的に解決困難。今後は札幌市がどう大会価値を世界に発信するかが鍵となる。

札幌ならではの都市文化やファンの熱狂ぶりを、現地に来られないファンへどう魅せるか。
観光資源やメディア戦略といった地方自治体の施策が、今後の開催成功に直結するだろう。

正式発表を待ちたい

今回の報道はまだ非公式な情報であるものの、日本のファンにとっては非常にポジティブなニュースとなった。

「3年連続開催」という前例のない快挙が現実のものとなるのか──
今後の正式発表を心待ちにしたい。

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