期待の新作ゲーム『MindsEye』:バグりすぎて大惨事の門出に。溶ける人間、運転手は全員アホ、車は出産

期待の新作ゲーム『MindsEye』:バグりすぎて大惨事の門出に。溶ける人間、運転手は全員アホ、車は出産

Build A Rocket Boyが2025年6月11日にリリースした新作SFアクションアドベンチャー『MindsEye』が、Steamレビューで賛否両論(好評率42%)という波乱の船出を迎えている。

舞台はテクノロジーに支配された砂漠都市「レッドロック」

物語の主人公ジェイコブ・ディアスは、神経インプラント「MindsEye」を移植された元兵士。過去の記憶を失いながらも、大都市レッドロックにて新たな生活を始める。しかし、都市を支配する企業と政治の対立に巻き込まれ、やがて自身の過去と向き合う戦いへと発展していく。

Unreal Engine 5で描かれる本作の世界は非常に高精細で、人物の表情や街並みの描写もリアル。AIによる社会統治やテクノロジーの暴走といったテーマ性は一部ユーザーから評価されている。

開発はGTA生みの親、しかし期待は裏切られた?

開発スタジオBuild A Rocket Boyは、元Rockstar Northのプロデューサー、Leslie Benzies氏によって設立された。『GTA III』以降の開発を率いてきた同氏の新作ということもあり、大きな期待が寄せられていた。

しかし蓋を開けてみると、Steamでは技術的な不安定さやゲーム性の単調さを指摘する声が多数。30FPSロック、クラッシュ頻発、物理演算の不自然さなど、問題点が山積みとなっている。

MindsEyeは技術的に完全な大惨事を起こしています。

今はこのゲームを絶対に購入・プレイしないようにしてください。

🔻 主な問題点:

全コンソールで30FPSにロックされており、常にスタッター(カクつき)が発生します

PC版でもパフォーマンスが乱雑(Unreal Engine 5を使用)

バグが非常に多く、あらゆる部分で不安定です

PC・コンソールの両方でクラッシュが頻発しています

レビュー用コードは一切配布されておらず、唯一の好意的な反応はスポンサー付きのインフルエンサーからのみ

顔のバグやラグドール(物理挙動)の異常が恐ろしいレベルです

もし予約購入してまだプレイしていない方は、すべてのプラットフォームで返金対象になります。

このゲームは、修正が入るまで絶対に避けるべきです。

とんでもないやつが話しかけてくる

車でカスっただけで人が崩壊するバグ

乗り物バグのオンパレード

空を歩く人、出産する車、バカすぎる運転手たちなどカオスな交通バグの報告も多数。しかもこれらは単なる笑い話ではなく、ゲーム進行に支障をきたすレベルで起きている。

急落する同時接続者数

話題の本作でしたが、初動での大コケを受けSteamでの同時プレイヤー数はピーク時も3,300人と低調に。

¥6,500(Steam版)のフルプライスでバグの嵐に見舞われたいというもの好きも少ないようで、すでにプレイヤー数は下降の一途を辿っている模様です。

今後のアップデートに望みはあるか?

開発元は今後の改善アップデートを予定していると明言しており、今夏にはマルチプレイの実装も予定。ゲームのポテンシャルを活かすチャンスは残されている。とはいえ現時点では、あまりにも多いバグ、最適化不足といった課題が足かせになっており、多くのユーザーが様子見姿勢に転じている。

MindsEyeはPCおよび海外版のPS5/Xbox Series X|S向けに発売中。次世代の“超大作”を目指した挑戦作は、果たして再起できるのか——。

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