
【悲報】元GTA開発者の新作『MindsEye』、2025年ワースト評価のゲームに認定
MindsEyeは、Build a Rocket Boyが開発し、IO Interactiveがパブリッシングしたアクションアドベンチャーゲーム。PlayStation 5、Windows、Xbox Series X/S向けに2025年6月10日に発売されたが、クラッシュ、度重なるバグ、自由度の低さなどを指摘する酷評が集まっていた。
そしてついに「今年最も酷評されたゲーム」という不名誉な称号が、元GTAプロデューサーの新スタジオによるデビュー作『MindsEye』に贈られることとなったようだ。
メタスコアわずか43点、ユーザースコアは2.5
『MindsEye』は発売前レビューが一切なかったが、ついにレビューが出揃い、Metacriticでの平均スコアは43点(6件のレビュー)となった。これは2025年に発売された全ゲームの中で最低スコアであり、『Ambulance Life: A Paramedic Simulator』を1点下回って最下位という結果になった。
ユーザースコアに至ってはさらに厳しく、Metacriticで2.5点、Steamレビューでも「大多数が否定的」という評価に沈んでいる。


物議を醸したローンチとCEOの発言
開発元であるBuild A Rocket Boyは、GTAシリーズの元プロデューサーレスリー・ベンジーズ氏が設立した新興スタジオ。しかし、ゲームの内容だけでなく、共同CEOマーク・ガーハード氏の「他のスタジオが金で批評家を買収してMindsEyeを貶めた」という発言が波紋を呼び、業界内外から疑問視される展開となった。
レビューが出揃わなかったのもこの発言の余波とみられ、発売後に初めて評価が公表される異例の事態に。
海外PSストアでは返金対応も。内容・物語への批判も殺到
発売後は即座にユーザーからの否定的レビューが殺到し、海外PlayStationストアでは一部返金対応まで行われる騒ぎに。『Cyberpunk 2077』の初期状態を思い出すユーザーもいたが、今回は単なるバグの問題だけではない。
「GamesRadar+」は物語を『非常にがっかりさせる内容』と評し、
「Gamereactor UK」は『想像力のない凡庸な作品』と酷評するなど、シナリオ・演出面でも厳しい評価が相次いでいる。
スタジオは謝罪と改善継続を表明
批判を受けて、開発元は以下のような声明を発表している:
「すべてのプレイヤーに意図した形でゲームを体験してもらえなかったことを、私たちは非常に残念に思っています。現在、すべてのプラットフォームでパフォーマンスと安定性の最適化に最優先で取り組んでいます」
「すべてのプレイヤーに素晴らしい体験を提供することを約束します。今後も頻繁かつ透明性の高いアップデートを継続し、皆さまのコメントとフィードバックに誠実に対応してまいります」
MindesEyeで泳ごうとした結果…
Jesus I finally found some deep water to test out swimming in MindsEye pic.twitter.com/Yu9uINqYLl
— NikTek (@NikTekOfficial) June 14, 2025
まとめ:立て直しなるか?今後の動向に注目
スタジオの謝罪と改善宣言にもかかわらず、『MindsEye』のブランドダメージは深刻で、今後の挽回は容易ではない。単なる技術的修正ではなく、物語面・ゲームデザインの再構築が求められるかもしれない。
大作ゲームが次々と登場する2025年において、果たしてこのまま沈むのか、それとも評価を覆すアップデートがあるのか。プレイヤーと業界関係者の注目が集まっている。