【炎上&謝罪&好調】Splitgate 2のCEOが「Make FPS Great Again」騒動に謝罪、しかしプレイヤー数は3倍に急増

【炎上&謝罪&好調】Splitgate 2のCEOが「Make FPS Great Again」騒動に謝罪、しかしプレイヤー数は3倍に急増

2025年6月6日のSummer Game Festで正式リリースされた『Splitgate 2』。開発元1047 GamesのCEO、Ian Proulx氏は、イベント登壇時に被っていた「Make FPS Great Again」と書かれた帽子が物議を醸した件について、公式Xで謝罪動画を投稿した。

意図は「ミーム」としての注目集め、だが受け取られ方は…

Proulx氏は動画内で、「独立系スタジオが注目を集めるのは難しい」とした上で、Game Awardsでのトレイラーが埋もれた経験から「目立つ何かをしなければ」との想いでミーム的に帽子を着用したと説明。

Make America Great Againというアメリカ合衆国の政治において用いられる選挙スローガンをもじった帽子には政治的意図はなく、「自分たちの信念を伝える手段」と語ったが、コミュニティに分断を生んでしまった影響については深く反省していると述べた。

批判はあれど、プレイヤー数は3倍に急増

帽子騒動やローンチ時の140ドルバンドル(後に40ドルへ値下げ)といった複数の炎上を経た『Splitgate 2』だが、ユーザー数には大きな伸びがあった模様。

公式Xアカウントによると、ベータ終了以降、プレイヤー数は3倍以上に増加。特にコンソール版での成功が大きいと強調している。

バトルロイヤルモードも新登場、攻めの姿勢は継続

『Splitgate 2』は従来のアリーナシューター形式に加え、新たにバトルロイヤルモードを導入。ただし今回話題を集めたのは新要素ではなく、Call of Dutyへの批判やCEOの挑発的な姿勢だった。

Proulx氏は帽子の件について「影響の大きさをもっと考えるべきだった」としながらも、「FPSジャンルを本当に良くしたいという気持ちが根底にあった」とも語っている。

コミュニティとの対話が分かれ道に

高額バンドルの価格設定についても、すでにポストから外れた元マネタイズ責任者(元Call of Dutyの開発者)の影響があったと説明し、現在はユーザーの声を受けて柔軟に対応している様子。

論争と注目を両方呼んだ『Splitgate 2』。今後の成功を左右するのは、コミュニティとの信頼関係をいかに築くかにかかっていそうだ。

『Splitgate 2』はPCおよび各種コンソール向けに無料配信中。

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